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埴輪道

作家「埴輪」のブログです!小説、電子書籍、FF14などの記事を書いてます!※記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。

際限なく広げられていく大風呂敷!それが、いつか畳み終わることを願って。(HUNTER×HUNTER 33・レビュー)

 

HUNTER×HUNTER 33 (ジャンプコミックス)

HUNTER×HUNTER 33 (ジャンプコミックス)

 

 実に3年半振りの発売となった「HUNTER×HUNTER」の新刊。
昨年、この作品を通しで読んだばかりの私でも「ようやく」と思うのですから、長年のファンからすると感慨も一入だと思います。
ただ、小説では5年振り、10年振りの新刊というのも珍しい話ではなく(読者が許容しているかはさておき)、私は「週刊連載」という形態にこそ異常性を感じました。

アシスタントがいるとはいえ、これほどの密度で毎週描き続けていくなんて……考えただけでも具合が悪くなりそうです!
「常人ができないことをやってのけてこそのプロ」と言われればその通りなのですが、良くも悪くも、「冨樫義博」は漫画業界の縮図のように思えてなりません。

さて、「暗黒大陸編」の序章とも言える本巻。
これからの展開を期待させる大風呂敷が四方八方、際限なく、それはもう気持ちいいぐらいに広げられていきます!
この大舞台でどんな戦いが描かれていくのか……ワクワクが止まりません!

その一方で、私は「広げた大風呂敷を畳み終えてこそのプロ」だと思います。
富樫先生におかれましては、例え何年かかろうとも、「未完の大作」とならないよう最後まで描き上げて頂きたいものです!(健康第一!)

……それにしても、私は長らく少年漫画から遠ざかっていたのですが……こんなに濃かったでしたっけ?
いや、単なる濃さなら「北斗の拳」とかもありましたけれど、ここまで複雑な内容を「子供」がどこまで理解できているのか……!
ちなみに、私は「大人」ですが理解できているかは怪しいものです!

ともあれ、本作が「少年漫画」として成立するなら、小説(ライトノベル)も奥深くまで踏み込んじゃってもいいのかなと思いました!

 

★オマケ★

暗黒大陸の描写を見て思い浮かんだのが、プリニウスの「博物誌」。
HUNTER×HUNTER」は想像力の限界に挑んでいる作品……そんな印象を受けました!

私のプリニウス【新装版】 (河出文庫)

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